チェルノブをご紹介します


 今回はデータイーストの怪作で現在も根強い人気の
「チェルノブ」をご紹介致します。

 このゲームはチェルノブイリ事故の約二年後、1988年に発売
され当時の社会状況も含みかなり話題や批判もありましたが
ゲームをプレイする側としてはどうでも良く、「面白い」「面白くない」
だけが判断基準でしたが当時の評価は「まあ面白い」と言うこともあり、
ゲームセンターでは比較的見かけたタイトルでした。

 ゲーム内容については他の攻略サイトや紹介サイトがありますので割愛しますが、
当ブログで紹介したい部分としてはこの基板は「システム基板」で作成されたと言う事です。


 
 このシステム基板で発表されたのは合計三作しか無く、1987年に発売された「カルノフ」、同年発売
の「ワンダープラネット」、そしてこの「チェルノブ」のみとなります。
ROMキットの供給でしたが、「カルノフ」は当時駄菓子屋の店頭で活躍していたので「ワンダープラネット」が大抵改造されておりましたが、ROMキットはあまり中古市場には出て来ませんでした。また音源にYM2203(OPN)とYM3812(OPL2)が醸し出す重厚サウンドが聞けるのは必聴です。

 当時、「ヘビーバレル」を初めとする廉価版にあたるシステム基板の方がまだ少し息が長く発売されており、「ファイティングファンタジー」や「ドラゴン忍者」、「ロボコップ」の頃まで使用されており、その後は同社が「NEOGEO」に参入するまで単独基板しか作成されませんでした。

 当時話題となった「チェルノブ」ですが、移植されたのは少数機種でX68000メガドライブしかありませんがどちらも移植度が高い事もあり、現在中古でも高値が付いております。

 データイーストが後期独自の地位に付く礎となり、後世に伝われるゲーム「チェルノブ」、是非一度遊んでみて下さい。ゲームとは「何か」が変わるかも知れません。




スタッフ:K