アーケードゲームといえば、やはり縦画面というものがあるというのは一つのウリでは無いでしょうか。
しかし、横画面のゲームも多く御座います。
筐体で遊んでいるという方もいらっしゃると思いますが画面の向きによって筐体の数を揃えられれば何も
言う事はありませんが、場合により横画面から縦画面に変換(ローテーション)させるという事も長く
アーケードに携わっていればそれなりに遭遇すると思います。

そんな中でブラストシティ、アストロシティ等の29インチブラウン管の縦横変換は、重労働の一つかと
思います。なるべくでしたら二人でしっかり行いたい所ですが、一人でやらなければならない事も
私の場合多く、今回の失敗談は、あれ、モニター壊しちゃったかな・・。という事がありましたので、
たまには(実際には数多くありますが・・w)失敗談のご報告です。

事務所一角のゲーム休憩所に、タテのループレバー専用機を設置しようとした時の事です。
元々は、横画面のグラディウス3が入っていたのですが、ゲバラや、T.A.N.Kは縦画面ですので
重い腰をあげて、まずは筐体上部蛍光灯収納部背面のネジとカバーをはずし、コンパネ内部の
ネジを3箇所はずして、前面エスカッションを取り外します。
次に、モニターがフレームに固定されているネジの外側についているさらに四隅4本を取り外します。
(内側を外すとモニターの落下の危険がありますので、一番外枠のモニターフレームが筐体に接地している
側のネジになります)

若い頃はそのまま宙に浮かせて回転し設置の様なことが出来ましたが、ジジイになり疲れますので
コンパネのうえに座布団をひいて、そこにまず、モニターを降ろして90度回転させます。
(その際に、回転方向を間違えないように気をつけます)

終わったと一息・・この間10分くらいでしょうか。
電源を投入すると画面が縮こまって一線に‥。丁寧にやらなかったからか、振動でモニター基板を
破損させたのか?! やっちまったなー・・と悩むこと数分。
電源を再投入したり、弱ったモニター基板だと、この後画面がフワっと戻る場合があるので様子を見ます。
しかし治らず。
配線を確認してみると、モニター調整基板(今回のアストロの場合、コンパネ内部にある、モニターの幅や位置を
決める小さな基板)のコネクターがぶらぶらと浮いており外れています。
どうやら、モニター調整基板のケーブルが横方向の時にしっかり取り付けるようにバンドされていた為、タテにした
瞬間、外れたようです。

★この基板ケーブルが・・

★本来はモニター側のモニター基板のここに取り付けるべきが外れていました。

ちなみに、外れた表紙に、ピンも曲がっており、コアドライバーを使って 少しづつ修正。
その後取り付けると・・

復帰。
非常になんて事が無い、どうしようも無いミスでした。
モニターを回転する時は、予め配線の取り回しに気をつけましょう・・^^;;
以上どうしようも無いミスでした。

★お約束の注意★
モニターには非常に危険な高圧が帯電しており、作業の際は各自自己責任でお願い致します。