カプコン「ステイタス」筐体入荷しました


 北の大地北海道よりカプコン製筐体「ステイタス」が入荷しました。
この筐体は1989〜1990頃、カプコンがCPシステムを開発後「ストライダー飛竜」や
戦場の狼II」のタイトルが発売された頃の筐体となります。もう四半世紀
も経っているのですね。

 その四半世紀経った筐体なのですが、全体的に綺麗で、モニターもしっかり映っており
チェックした際にあまりにも程度が良く驚いてしまいました。この筐体は18インチ筐体で
同社の「ミニキュート」より前に発売された筐体なのですが、どちらの筐体も
内蔵電源がいわゆる「グラディウス電源」(-12V出力付き)の良い物を使用しており
もし「グラディウス」や「ツインビー」等のバブルシステム基板をお持ちの方であれば
「ミニキュート」筐体と共にお薦め致します。

 この頃はゲームセンターの筐体が大画面化に向かい始めた頃で、88年にセガより26インチ筐体
「エアロ」シリーズが発売され「時代は大画面!」の掛け声でしたが後押しするソフトが
「システム24」系の基板位でメーカー直営店以外はあまり普及しませんでした。
 その後、91年に「ストリートファイターII」が発売されると画面の迫力が18インチ筐体
では物足りなくなり、大きいゲームセンターを中心に25・26インチの筐体が一気に普及
する手助けとなりました。以降発売されるゲームは大画面を想定したゲームデザイン
主流となり、従来の18インチ筐体のシェアはますます低くなってきました。
カプコンも翌年の92年に「ステイタス(25インチ)」筐体を発売した事で大画面ブームの影響が
大きかった事が伺えます。

 

 当時大画面であった25・26インチ筐体も93年に「バーチャファイター」が発売された辺りから
アストロシティ」筐体の出回りで世代交代となり、以降29インチ筐体が主流となりました。

 
 確かに大画面で遊ぶのは面白いのですが、昔の14や18インチ時代に作られたゲームは
やはりその大きさのモニターで遊ぶのが一番面白いように作られているとスタッフKは
考えております。昔の筐体もレストアすればまだしっかりと遊べますが、古いからと
言う理由で処分されたりして、現存する筐体が少なくなっている現状ですので、テーブル筐体
等手放される場合はBEEPの買取までご相談下さい。次に必要な方にバトンをお渡し致します。


スタッフ:K