スペースインベーダーやパックマン等入荷しました


 今回入荷しましたのは「パックマン」と「ギャラクシアン
のコピー基板と「スペースインベーダー」の純正?基板です。


 「ギャラクシアン」は二枚ボードで両面にサブボードが付く
タイプです。当時のナムコ純正基板ですとトランスで変圧した
AC12VやAC7V等交流電源を使用しており、汎用の筐体で使用する
ことが出来ません。そこで当時の技術を持った方が基板を改造して
直流電源(現在の筐体内で使用されている電源)で使用出来る
ようにした所、その回路を利用したコピー基板が何種類も出てしまい
当時のギャラクシアンブームに乗って大量に流通し、今でも
店頭やオークション等で見かける位数が出てしまいました。



 次に「パックマン」も二枚ボードにサブボードが載るタイプです。
この基板はメーカーロゴが出るROMが載っておりプレイする分には
一般の方には見分けがつきません。こちらもギャラクシアンと同様
純正基板は交流電源を使用するのですが、直流化→コピーの流れで
大量に流通しております。どちらも回路ごとコピーしたので交流を整流
する回路部分に部品が載っていません。

 余談ですが、この基板は汎用性があるみたいで「クラッシュローラー」
や「ペンゴ」のコピー基板でも使われており、「ギャラクシアン」でも
ドンキーコング」のコピーに使われたりと当時のコピーに対する
執念と技術は凄いと感じます。




 最後に「スペースインベーダー」は画面はメーカー表記が出るのですが、
俗に言う「三個一」の基板です。インベーダーは三枚ボードなのですが
メーカー純正なのは二枚目のボードのみで、一枚目・三枚目は別の
インベーダークローンからの載せ替えです。一枚目はロジテック辺りの
基板で三枚目は「スペースキング」から修理等で載せ替えた模様です。
 当時は許諾やコピーやらごっちゃになっており、基板もほぼ同じ回路
の為、修理に出す位なら載せ替えた方が・・・との理由で二個一や
三個一のインベーダーや、類する基板が多数存在しております。


 現在この辺りの基板を欲しがる方々は当然手を加えていない
純正基板を探しており、n個一やコピー基板になるとあまり
見抜きがされません。
 当然買取側としては低く査定となってしまうのですが、その分販売
も安く設定出来るので、取り敢えず遊びたいと言う方にはこのような
基板も悪くは無いですね。

 

スタッフ:K