青春のポールポジション


 まだ小学生であった1982年に「ディグダグ」や「ギャラガ」、「ボスコニアン」等が並ぶお店があったナムコ直営店の「キャロット」。その中に颯爽とF1マシンの音が鳴り響く・・・
 自分と「ポールポジション」との出会いはまさに衝撃的でもありました。

 当時のレースゲームと言うのはいわゆる「車が降って来る」物で単純に避けるだけのゲームが殆どでした。その中に出てきた「ポールポジション」は当時もの凄くリアルに感じ、小学生のお小遣いを吸い込ませるには十分な作品でした。最初の頃はヘアピンカーブにあるペプシコーラの看板が抜けられ無く苦労しましたが、あるものを入手する事で格段にクリア出来る確率が上がりました。そのある物とは「青春を語る8章」と言う小冊子で、ナムコ直営店にて配布されていました。

 それを見ると初心者に向けたアドバイスからハンドル操作のアドバイス、中級から上級者にはコースの取り方等、何も考え無く他のレースゲーム同様にハンドルを動かしていた当時の自分は目からウロコが落ちるようでした。攻略だけで無く、おふざけ記事も豊富で色々見どころがありましたが、さすがに料理教室まではチャレンジ出来ませんでした。


 小冊子を手本に練習する事により何とかゴールする事が出来た自分はその後ノーマル設定で6万点台に乗せる事が出来るようになりましたが、その頃に「ポールポジションII」が出回るようになり、攻略が一からやり直しとなりました。トホホ。


スタッフ:K