ダダンダーン他基板をお譲り戴きました

 兵庫県姫路市より1993年にコナミより発売された「究極戦隊ダダンダーン」を始めとする80年後半から90年前半頃の当時の基板4枚を宅配買取にてお譲り戴きました。

 この「究極戦隊ダダンダーン」は、名前の通り戦隊物番組や竜の子アニメのタイムシリーズが好きな方には非常にお薦めに一作で、「沙羅曼蛇」の1面ボスに非常に似たキャラクターを始めとする強力なボスとの1(2)対1の闘いをモチーフにしたゲーム内容となっており、子門真人の歌う「戦え!ダダンダーン」のテーマ曲等サウンドも非常に良い出来です。ゲームの詳細は攻略サイト等で検索して戴ければと思います。

 ここは基板系のブログですので基板の話に強引に持って行きますが、この頃のコナミ製基板はサウンドAMP付近にある黒い塗料で覆われたカスタムチップ内部に表面実装タイプのコンデンサーが使用されているのですが、そのコンデンサーの品質があまり良く無い為、経年により内部でお漏らしをしてしまい、回路を腐食して故障すると言うトラブルが頻発しております。これはコナミの基板だけでは無く、他にはナムコ等の表面実装コンデンサーを使用している基板やパソコン等共通の話で、今でも保管している人には大きな悩みでもあります。

 今回お譲り戴いた基板はこのカスタムチップのコンデンサー部分にまだ液漏れの形跡があまり無い基板として入ってきました。もう20年前の基板の為9割以上が大なり小なり不良箇所が出てきますが、個体差や使用環境によってはあまり変質しない基板もあるようです。この基板も数年程経つと上記で記載した腐食に見舞われるかと思うと少し悲しい物があります。

1/21追記:この件に関して考察や実際に修理を行なった同人誌をBEEPにて取り扱っております。「俺の基板がこんなに動かないわけがない:nosuke著」(650円)です。他にも「俺の基板がこんなに動かないわけがない 2.0準備号:nosuke著」(600円)も扱っておりますので併せてお願い致します。


 さすがに現在では製造メーカーに修理を出しても部品が無い為「修理不可」となっているので、専門業者等に依頼する等で漏れて来たなと思ったら早めに見栄えは悪くても塗装を剥ぎ、コンデンサ交換の修理をする事をお薦め致します。腐食が進むと配線のパターンが切れる等復元が難しくなり、最悪復元も出来なくなります。



スタッフ:K