レーザーディスクゲームのお話


昔、80年台前半の業務用、家庭用問わずゲーム機の性能は今と比べるととても低く、
リアルさと言う部分では特に色の表現が中々再現出来ずに各社苦労していました。

その時83年にセガタイトー等が発表した『レーザーディスク』を使用したゲームを発表
し、その綺麗な画面と音楽等でレーザーディスクを使用した作品が各種発売されました。


写真は「レーザーグランプリ」です。
富士スピードウェイにて実際に撮影されており、実写に重ねあわせた自分の車両を操作し他車を避け
ゴールまで向かうゲームです。
当時子供心に実車を運転したらこうなるのかと思いながら遊ぶと、高次周では夜のビル群の中を
走ったり、女性の唇に向かって走ったりと子供でも「何だ?」と思うステージがあり興醒めしたのを
覚えております。


続いては「コスモスサーキット」です。
タイトーは翌年の84年に売上が少し落ちてきた「レーザーグランプリ」のテコ入れとして
このゲームを発売しました。開発コストを抑える為、前の筐体に改造を行う事により安価で
次のゲームになる「コンバージョンキット」で導入した所が多かったようです。

 ゲーム性としては基本近未来を想定したすべてCGを使ったレースゲームなのですが、
ペダルを踏む事により自車よりコスモミサイルを発射し相手を故障させると
言うフューチャーを持たせ、また相手の車以外にも自車を邪魔する敵を出現させる事により
プレーヤーを飽きさせない工夫をされていました。

 しかし、いかんせん当時のレーザーディスクゲーム。飽きられるのが早く、翌年に
データイーストの「ロードブラスター」が発売されると軒並み「コンバージョンキット」で
変更されてしまいました。


 当時のレーザーディスクプレイヤーは熱や衝撃に弱く、現在までの間に殆ど故障してしまい、
遊べる状態で残っているのは確認が取れていません。


現在BEEPではこのレーザーディスクを使用したゲームソフトを買取しております。盤面だけでも大丈夫です。
お問合せはBEEPの買取まで。


 
スタッフ:K