大魔界村入荷しました

 1985年にカプコンの看板タイトルである「魔界村」が発売され世界的に
大ヒットしましたが、その「魔界村」をパワーアップし、CPシステムと言う
高性能ハードと共に1988年に発売された「大魔界村」が入荷しました。

 今回入荷しましたのは俗に言う、「再販版」と言う物で、
ストリートファイターIIダッシュ」から使われるようになった4M EPROMを
使用した基板です。これに対する「初版」と言う基板は1M EPROMを大量に使用した
基板となります。

 この「再販版」と言うのは、当時ゲームセンターで大ヒットした
ストリートファイターIIダッシュ」基板が次タイトルの「同ターボ」や
それ以降の基板が発売された際下取り等で大量に基板が残ってしまい、
その基板を処分する際破棄だとお金にならないが営業に使えばお金になるとの
理由で「CPSチェンジャー」やレンタル部門に回された物です。
レンタル部門では直営店やレンタル設置店の為に「ストライダー飛竜」や
今回の「大魔界村」等に改造されゲームセンターや一部基板屋にも流れました。


 流通している再販版では初版と比較してゲームの難易度等は基本的に変わりませんが
DIPスイッチを変える事により面セレクトの機能が隠しで追加されたようで、DIPスイッチ
Cの1〜4番を変更で一面の途中からスタートしたり5面の最初からスタートする事が
出来たりします。本来このスイッチには自機数が割り当てられているので変更した場合
自機数も当然変更になります。今回スイッチを変えてスタートした写真を載せますので
参考にして下さい。なお、DIPの3・4番のみをONにするとゲームスタート後画面が真っ暗
となり止まってしまいますのでご注意下さい。



 なお、一部の話では再販版ではDIPスイッチが効かないと言われていますが、
今回入荷した基板でチェックした限りではコイン関係の変更や
エクステンド関係の変更が正常に行われた事を報告致します。


 最後に、この「大魔界村」は家庭用のメガドライブ
PCエンジンスーパーグラフィックス等、パソコンではX68000にも移植され、
どれも高い移植度となっており、その移植度の高さと程よい難易度にて
今遊んでも遜色が無く、現在でも人気があるのが納得のゲームです。




スタッフ:K