グラディウス基板をご紹介致します

今回は伝説となったゲーム『グラディウスコナミ・1985)』をご紹介致します。

『1・9・8・5・宇宙が・マルゴト・ヤッテクル』のキャッチコピーでゲームセンターに衝撃を与えた
グラディウス』はコナミより1985年に発売され、当時のプレイヤーに大絶賛で迎えられました。
ゲーム内容や当時の時代背景は例によって他のサイトが詳しい為割愛させていただきます。ご了承下さい。

 「グラディウス」基板は『バブルシステム』と言うシステム基板で、パソコンの「FM-8」でも採用された「バブルメモリ」と言うROMを採用、そのROM(通称弁当箱と呼んでいました)を交換する事により別のゲームになる基板です。この基板では同年に『ツインビー』、『ギャラクティックウォーリアーズ』、『RF-2』の合計4作が販売されましたが、「バブルメモリ」のデータ保持がかなり弱く、磁気を近づける等の行為で文字通り【泡のように消えてしまう】為、結局その4作のみで終了し、この基板の下ボード(所謂ビデオボード)を使用したタイトルが後に数作発売されました。


 この基板はあまりにもデータが消えてしまう故障が多かった為苦情が殺到したのか、コナミは後年少数の【交換用上ボード(俗に言うROMボード)】を作成し有償(修理扱い)にて交換しておりました(当時7万8千円)。ROMの再書込で治る物は普通に安く修理で帰って来た為、「確実に」上ボード交換となるように基板を壊し、ROMボードに交換した強者がいた事を覚えております。

 なお、私は詳しく無いので詳細は不明ですが、「グラディウス」にはバブル版でも複数のバージョンがあるようでいまだに希望のバージョンを探している方もいるようです。蛇足ですが、インスト(ラクションカード)では2つのバージョンを確認しております。(俗に言う「大インスト」、「小インスト」、写真は小インストです)





 今年2015年は「グラディウス」が発売され30年が経過し、家庭用の「プレイステーション4」でも満足な移植が出るなどまだまだ盛り上がりを見せておりますが、肝心の基板がBEEPでも入手が難しくなっており、関連基板(グラIIやグラIII)もあまり入荷が無く、皆様が探している状態です。もし手放す事があるようでしたらBEEPにご相談下さい。ご納得戴けるよう努力致します。


スタッフ:K