SEGA基板の電池交換  S.D.I/ゲイングランド等 FD1089

電池搭載基板とは、マリオブラザーズハイパーオリンピック等の様に、スコアを保存する為に搭載しているのではなく、CPUなどをカスタマイズし、セキュリティ情報保持の為搭載しているタイプの基板をここでは指します。
この電池が消耗したり、切れてしまうと非常に残念な事に、そのゲームでは基本的に遊べなくなりますし、一般的にはもうメーカーでは修理は出来ない為、そのゲームで遊べなくなるという何とも厳しいものです。


有名なものでは、下記のものがあります。
カプコン CPシステム 1・2・3等
SEGA SYSTEM16/24 シリーズ
忍者くん阿修羅の章(ボイスがおかしくなる等)
(上記は、代表的なもの)
中には、SDIや、ゲイングラウンドの様に、大変高額な基板も含まれますのでもし、電池切れにより、復活出来ないとなれば、これは一大事です。Googleなどで検索すると、自己責任で電池交換メンテナンスをされている方も何人か見つかりますので、【あくまで自己責任にて】やるのもいいかもしれません。


今回は、小林私物のSDIを電池交換してみました。(練習台としては高い・・w)
★ゲームを起動させながら(通電させながら、作業を行っています)



わかりますでしょうか、この黒い羊羹の様なものが、CPU68000に電池を搭載したカスタムCPUです、蓋を開けると、CR2032と言う一般的なタブ付きボタン電池が見えると思います。
蓋は、精密ドライバーのマイナスで留具を軽く3箇所こじると開きました。


写真の様な状態でも、軽く青サビが出ていますが、測定すると何と3V出ています。うーん以外。それゆえにまだ使えたのですから、そんなものでしょうか。



おもむろにカットして・・新しいCR2032に半田付けをして、蓋を戻して終了です。
プラス マイナスを間違えない様に、蓋の内部にもプラス・マイナスが刻印がありましたが、念のためメモを貼り付けます。



正直、少しドキドキしましたが、半日後に再通電して動作を確認し、問題が無かったようですので今回はこれにて終了です。